- koshikino-yado
こしきの…今日 ✽ひとり占めできる市の浦海岸✽
里港の北側にある遠見山の峠を越えて約3km程市道を走ると砂浜が広がる市
の浦海岸に到着します。

甑島の海岸線は玉石の海岸か岩場の海岸で形成される中で、下甑島の手打海
岸、里町の西の浜海岸と市の浦海岸が唯一の砂浜の海岸で、前二つの砂浜は背
後に集落が隣接していますが、市の浦海岸は集落からも離れていて、秋から春
までは砂浜をひとり占めできる静かな海岸です。

市の浦海岸の裏手には「講之本神社」の社と鳥居があります。関東に拠点を
置いていた小川氏が承久の変(1221年)で鎌倉方に参加して戦功を立て、
肥後(熊本)益城郡の一部と甑島を与えられ、小川季能の子、小太郎季直のとき
に初めて入島したのが市の浦海岸で、初めて上陸した地に講之本大明神を勧請
したという伝承が残っている神社です。

静かな砂浜の沖合には近島・野島・双子島など大小の無人島が点在し、島と
本土との距離が約27キロメートルと最も本土に近い場所で、その先が本土側
の川内川河口付近になります。

市の浦海岸は本土が望める島の東側に広がることから、冬場でも波も穏やか
で静かな砂浜です。雑踏から離れて、ゆっくりと過ぎる島時間を市の浦海岸で
過ごしてみてはいかがですか。
《こしき旅フリーチョイス》
https://satsumasendai.gr.jp/koshiki-sight-seeing/koshiki-marutabi/
冬の甑島、ふれあいの旅お待ちしております。