- koshikino-yado
こしきの…今日 *もうすぐお彼岸*
もうすぐお彼岸の季節です。
彼岸花もどんどん咲き始めています。
みなさんのお住いの地域でも咲き始めていますか?
カレンダーを見ているわけでもないのに、毎年この時期に一斉に花を咲かせる彼岸花ってなんだか不思議ですね。

つぼみも一斉に膨らんでいます。

さて、このお彼岸の中日の「秋分の日」にまつわるお話ですが・・・
私が育った平良では「秋分の日に、河童(ガッパジョウ)が川を上って海から山に戻っていく」と言われていました。
ガッパジョウは春分の日に、川を下って山から海に下ります。
秋分の日までは海にガッパジョウがいて、子どもが親の言うことを聞かないで遅くまで海で泳いで遊んでいたりすると、お尻の穴から手を突っ込んで「しりこ玉」を抜いてしまうので、親の言うことはきかないと大変なことになるというような話を聞いて育ちました。
ガッパジョウが川を上ったり下りたりする真夜中には鳴き声が聞こえるということで、その鳴き声を聞くために秋分の日と春分の日は川のそばにある祖母の家に泊まって、鳴き声を聞こうと何度も挑戦しました。
ガッパジョウは怖い存在なので、起きているのがばれないように息をひそめて静かに待っていると、ついつい眠ってしまって一度も鳴き声を聞くことはできませんでした・・・
この秋分の日にまつわるお話は、甑島ではどこでも伝わっている話かと思っていましたが、ほかの地区の方に聞くとそんな話はないようです。
ちなみに、里では河童のことを「ガワシロウドン」と呼ぶことも教えてもらいました。
同じ甑島でも地域によってずいぶん違うんですね。

今年は河童の鳴き声を聞けるかな..??
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